The Tymes 『You’ve Got A Friend』LP

男性4人・女性2人の計6名によるカナダ産のコーラス・グループ。CCM系のマイナー作品だ

とB級グループがとても多いので、海外から購入する際はちょっと躊躇してしまいますね。

しかも送料が高騰している昨今ではリスクがとても大きいので、少ない情報とある種の

「勘」がとても重要になってきます。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という慣用句にある

ように、私は気になったレコードを見つけ次第すぐに購入するようにしてます。

で、今回紹介するこの謎のグループはロジャニコの「We’ve Only Just Begun」をカバーし

ているという情報をGetしたので、早速購入してみました!!果たして内容はどうだったの

でしょうか!?

アルバム内容

今作は両面5曲ずつの全10曲収録。全てカバー・ソング。気になるサウンドは、ゴスペルを

基調としたポップ・ソングを穏やかで美しい男女混声コーラスで聴かせるタイプ。正に典型

的な宗教ソフトロックな作風で、合唱だけでなくソロ・ヴォーカルを披露する曲もあったり

と、シンギング・スタイルは様々。中でも女性2人は歌も上手くSoft Rock向きの瑞々しい声

質をしています。特に彼女達のみがヴォーカル担当した曲は、爽やかさと甘美さが上手くブ

レンドされ、リラクシンな雰囲気に包まれています。

ただ一つ残念なことがありまして、バス・パートを担当している黒人君が低音の魅力という

のでしょうか、とても良い声をしているのですが、爽やかさが売りのSoft Rockにはとて

も始末が悪く、彼が歌うことでせっかくのSoft Rockサウンドが台無しになってしまってい

るんです・・・。しかも多くの曲で彼のソロ・ヴォーカルが登場し、おまけにコーラスでも

自分が主役とばかりにグイグイとアピールしてるのです。

そんな訳で、聴き所は少なくなってます (;一ω一||)

Side-1

1 「God Speaking To You」・・・S.Salsbury

2 「A Thing Called Love」・・・J.Hubbard,J.Reed

3 「Redemption Draweth Nigh」・・・G.Jensen

4 「I Looked For Love」・・・R.Carmichael

5 「Amazing Grace」・・・Traditional

Side-2

1 「We’ve Only Just Begun」・・・Nichols & Williams

2 「Let’s Get Together」・・・C.Powers

3 「There’s Just Something About That Name」・・・B.Gaither

4 「You’ve Got A Friend」・・・C.King

5 「Pass It On」・・・K.Kaiser

メンバー

Alan Davey、Donna Jovkovic、Dem Makohoniuk

Don Salfarlie、Mark Selkirk、Bob Saye



ゆいさんのおススメ

「God Speaking To You」

CCM特有のゴスペル系ポップ・ソングですね。キャッチーなメロディやパパパ・コーラス

など文句なく素晴らしいです。

「We’ve Only Just Begun」

お馴染みの名曲。The Tymesヴァージョンは、特にひねったアレンジとかはなくオーソドッ

クスなスタイルで聴かせてくれます。息のぴったり合った女性ツイン・リードによるヴォー

カルがとてもクールでしなやか。美しい安らぎの空気感に包まれるナイス・カバーです。

最後に

カナダ産のレコードは、表ジャケにグループとはまるで関係ないモデルさん(女性)を写すこ

とが良くありますが、こちらも同様。正面に写ってる女性はメンバーではないみたいです

ね。表ではピンボケしているメンバーも、裏ジャケではちゃんと顔写真が貼ってあります。