The Skyliners 『Once Upon A Time』LP 1971年作

「Since I Don’t Have You」で有名な、と言わなくても音楽好きなら重々承知でしょう。

一度は解散までした彼らが挑んだ2nd Album。オリジナルメンバーのJackie Taylorのみ

不在ですが、優れたコーラス・ワークは健在です。

一般的に、ポップ・コーラス・グループやホワイト・ドゥーワップ・グループなどの

呼称で親しまれている通り、彼らのコーラスというのは、ゴスペルを基調とした

ソウル・コーラスグループの基本スタイルを下敷きにしています。

そのため、抜群の安定感と圧倒的な迫力があるだけでなく、「アー」や「ウー」などの

パッセージ・コーラス、スキャット・コーラス、ユニゾン~コール&レスポンスなど

バラエティに満ちたコーラス・ハーモニーが楽しめます。

今作を紹介する理由

まず、1つ目にRod McBrienがエンジニアとして起用されていることです。

だからと言って、バブルガム・サウンドが楽しめるという訳ではないんですけどねw

2つ目には、上記で説明した通り、Soft Rock系グループとは一線を画すコーラスが

堪能できるという点ですね。どちらが良い悪いというのではなく、

コーラス・スタイルの相違点を垣間見ることが出来る点では面白い1枚かな、と。

アルバムの内容

A面5曲に、B面6曲で計11曲が収録されていまして、

Jackie DeShannon作曲のA-4「Put A Little Love In Your Heart」と

Burt Bacharach作曲のB-4「Always Something There To Remind Me」の

カバーソング2曲を除き、他は全てメンバーのペンによるオリジナルソングです。

嫌でも目に付くのは、Jimmy氏による圧倒的な歌唱力。しかもソウルフルということで

全てのSoft Rockファンに受け入れて頂けるかは、甚だ微妙なところですが、

ソフトなサウンドと分厚いコーラスは、全編通して聴くことができるので

ソウルが苦手とかでない限り、問題なく楽しめると思います。



ゆいさんのおススメ曲

A-1「Once Upon A Time (Yesterday)」

アルバムのタイトルでもあるこの曲は、多彩なスタイルで魅せるコーラス・ワークが

遺憾無く発揮された素晴らしい名曲です。Jimmy氏の余裕のある歌いっぷりと

効果的なホーンセクションも、実に印象的ですね。

B-1「The Thought Of Yesterday」

こちらは、私のお気に入りの1曲。あまり起伏のない曲で、終始同じ調子なんですが

この澄んだコーラスの爽快感は、中毒性がありまして、ついついヘビープレイ。

例えばBobby Hebbの「Love Love Love」が好きな方にはお誂え向きだと思います。

注目して欲しいのは、1分23秒~のアカペラ部分。何度聴いてもゾクゾクきます!

最後に

The Skylinersは、本当にコーラス・ハーモニーが綺麗なので、Soft Rockファンの

方々には気に入って頂けたかと思います。皆さんはどの様に感じましたでしょうか?

コメント欄から感想を頂けると有難いです!では、今日はこの辺で!