The Laurie Bower Singers 『Look What They’ve Done To My Song, Ma…』LP 1973年作

The Laurie Bower Singersの第3作目に当たる今作は、どういう訳か海外でもあまり

見かけない1枚。私が入手したのもつい最近のこと。忘れていた頃に入荷のメールが来て

→購入って感じです。ちょうどその頃、私の愛聴盤でもあるJeff Beckの『Wired』を

久しぶりにヘビープレイしてたということもあって、この盤を初めて聴いた時には、

あまりの爽やかさに胸が高鳴ったのを覚えてます。まぁ、内容は他の作品と変わらずの

カバー曲中心のカントリー・テイスト溢れるサウンドなんですが、2曲だけ個人的に

すごい好きな曲があるので紹介することにしました。

アルバム内容

片面5曲ずつの全10曲の収録で、その内8曲がカバー曲。残りの2曲は、コーラス隊の

常連メンバーであるBill Misenerのペンによるオリジナル・ナンバー。

収録曲と作曲者(またはオリジナル)は以下の通り

Side-1

1 「Look What They’ve Done To My Song Ma」・・・Melanie Safka

2 「Thorn In My Shoe」・・・Gene MacLellan

3 「El Condor Pasa」・・・Paul Simon

4 「Mississipi」・・・John Phillips

5 「Think」・・・Bill Misener

Side-2

1 「Silver Bird」・・・The Guess Who

2 「Sweet Ginger Bread Man」・・・Michel Legrand

3 「Up On Cripple Creek」・・・Robbie Robertson

4 「Pretty Lady」・・・Bill Misener

5 「Put Your Hand In The Hand」・・・Gene MacLellan

コーラス隊のメンバー

今作では珍しく裏ジャケにメンバーの名前が記載されておりません。ただ前後の作品の

クレジットから察するに、Laurie Bower、Bill Misener、Kathy Collier、Lee Harris、

そしてColina Phillipsの5人はほぼ確実に参加していると思われます。



ゆいさんのおススメ

まず、Side-2の2曲目「Sweet Ginger Bread Man」。Soft Rockファンにはお馴染みの

Mike Curb Congregationでよく知られた曲ですね。こちらは、男女混声ハーモニーを

上手く駆使した作りになっていて、比較するとコーラス・アレンジ一つでいかに曲が

変化するかが見て取れて面白いです。ほのぼのとしたカントリー・タッチにアレンジ

されていて可愛らしさが倍増してます。掛け合いコーラス、痺れるユニゾン、そして

ポップ・フィーリングに満ちたサウンドが最高です。

そしてもう1曲、Side-2の4曲目「Pretty Lady」。Bill氏作曲のオリジナル。

ボサノヴァとカントリーが上手く溶け合った名曲。メロディもコーラスも控えめな曲

ですが、洒落たアコギの音色やパパパ・コーラスなど極めて上品な風合いを

醸し出しています。全く負の要素を見当たらない快作ですね。

最後に

デビュー作『Feelin’ Good』と比較するとカントリー色の強い他の作品は、地味な印象を

受けますが、アルバム全体をちゃんと聴いていると、今作の様に注目に値する光る曲が

必ずあるんです。ということで、また次回、別のアルバムを紹介しますね~ では!