The Laurie Bower Singers 『Back Home Again』LP 197?年作

The Laurie Bower Singers(以下LBS)の作品のなかでも、比較的内容の良いものとして

挙げられるのが今作。この盤を推す理由としては、鈴木雅尭さん監修の音楽本

「Record Hour」にも取り上げられたシングル「Simple Song / Just A Little Song」の

2曲が収録されている点です。ヴァージョンも同じみたいですので、

シングルをGetするならAlbumを購入した方が他の曲も聴けて断然お得です!

さて、今まで私のブログを読んでこられた方やLBSについて精通している方には、

説明不要かと思いますが、この作品を紹介するに当たり、初めて知る方のためにも

ざっくりとLBSについて触れながら内容の話もさせて頂こうかと思います。

他の記事と重複する点があるかもしれませんが、ご了承ください。

The Laurie Bower Singersについて

The Laurie Bower Singersは、その名の如くLaurie Bowerという人物が中心となって

1969年に結成されたコーラス・グループです。そんなリーダーであるLaurie氏に

ついて少しご紹介。まず、面持ちはこんな感じの優しそうなおじ様↓↓

     

本名Lawrence Wayne Bowerさんは、1933年8月31日カナダ・オンタリオ州で出生。

トロンボーン奏者、アレンジャー、歌手として知られる彼はトロント大学で

トロント大学

音楽教育とトロンボーンを学んだ後、トロントにあるスタジオにて音楽活動した後に

The Laurie Bower Singersを結成します。CDでのリリースとなる2000年前後の

後期作品は別として、LP期にリリースされた作品は計12枚になります。それだけでなく

他のミュージシャンへのゲスト参加やシングル作品、Laurie氏がクレジットされている

作品~自身のコーラス隊のメンバーの派生作品まで含めますと膨大な数になります。

元々はトロンボーン奏者

彼の名が我が国で一躍有名(?)になるのは、1st Album 『Feelin’ Good』ですね。

LBSの作品群のなかでも一際群を抜いて完成度の高い作品で、これを先に聴いて

しまうと、他の作品がかなり地味な印象を受けます。実はLBSの作品群の大半を

占めるのはカントリー系を中心としたカバー曲なんです。今作に関しましても

例外ではなく、Soft Rock以上にカントリー寄りのアルバムと言えます。

コーラス隊のメンバー

女性陣=Lee Harris、Laurie Hood、Colina philips、Judy Tate

男性陣=Laurie Bower、Billy Meisener、Cal Dodd

アルバム毎にメンバーをチェックしていると、男性陣はほぼ固定で同じメンバー。

Laurie Bower氏はコーラス・アレンジャーを務めつつ自身もコーラス隊のメンバーとして

バリトンを担当してます。そして女性メンバーは、基本的には5~6人のメンバーが

アルバム毎に入れ替わりながら一作品に3~4人が参加してます。

※ちなみに、今作には『The Original Sounds Of Ben McPeek』で知られる

Ben McPeekが、コーラス・アレンジだけでなくキーボードでも参加しております。



アルバム内容

今作はクレジットに発売年が記載されてないのですが、『Simple Song』のリリースが

1975年ですので、70年代中期で大方間違いないと思います。曲数は全12曲の収録です。

オリジナル・メンバーのBilly Meisener氏のペンによる「Just A Little Song」に加え

CTL界隈のコンポーザーにより書き下ろされた3曲がオリジナル・ソング。他8曲は、

カントリー系が中心のカバー・ソングが収められています。サウンドは、いつもと変わらず

男女混声コーラスでカントリーをほのぼの歌っています。『Feelin’ Good』の様な

張り詰めた緊張感はなく、大らかで暖かく、そして陽気さにも溢れているので、

肩の力を抜いて聴けます。

ゆいさんのおススメ曲

カントリー系の曲が立ち並ぶ中、格段に完成度の高い作品はシングルカットされた

B-5曲目の「Simple Song 」。耳馴染みの良い軽快なメロディ、ドライなアコギの音色、

そして男女混声から成るパパパ・コーラスが非常に素晴らしい。視聴でお試しください↓↓

そして個人的にはA-3曲目「Sunshine On My Shoulders」が好きですね。

落ち着いた曲調で、聴いているだけで浄化されているかの様な気持ちになります。

最後に

Soft Rockファンには敬遠されがちなカントリー調の曲も、聴き方によっては楽しめると

思います。まだ未聴の方は、是非レコードを手に取って聴いて頂きたいです。LP期の

12枚のレコードに関しては、全て紹介していくつもりですので乞うご期待ください。

それでは、また明日!