The Jimmy Dale Orchestra & Chorus 『The Sounds Company』LP

ジャズ系のイージーリスニングのイメージが強いJimmy Daleは

カナダ産Soft Rock界の必殺仕事人として数多くの作品に関わり

有名なところで言うとRob McConnell & The Boss Brassや

1968年作The Jimmy Dale Adventureの『Soft & Groovy』

Juliette with The Jimmy Dale Swingersなどなど。

彼は元々トロントで音楽理論と音楽構成を学び

1960年代初期にピアニストとしてCBCで働き始め

そのうち才能が認められ最終的にはアレンジやプロデュースまで手掛けることになります。

1969年にハリウッドに移り住み、アンディ・ウィリアムズ・ショーの音楽監督を務めることに。

その後仕事の関係上、トロントとアメリカを行き来をしながらも

音楽家として精力的に活動を続けておりました。

70年代中期~80年代に掛けてはRob McConnell & The Boss Brassのピアニストとして

メインに活動をされていたようです。

そんな数多くある彼の作品群の中でも、ひと際輝きを放っているアルバムが

今回紹介させて頂く「The Jimmy Dale Orchestra & Chorus 」。

裏ジャケに記載されている通りですと、正確には上記の後に

with vocalists Rhonda Silver & Tommy Ambroseと書かれてます。

 ←歌ってるのはこの2人。

左側の女性シンガーがRhonda Silverで右側が男性シンガーのTommy Ambrose。

Tommyさんの方はDoug Rileyと親交の深いカナダのSSWとして比較的有名で

以前紹介したThe Laurie Bower Singers『Feelin’ Good』にコーラス隊のメンバーとして

参加もしてますし、ソロアルバムなども発表してます。

キリスト教の集会で子供の頃からゴスペルソングを歌っており

卓越したヴォーカルはそこで培われたそうで、その後CCM系のラジオ番組の出演が

きっかけとなり見事CBCのTVデビューを果たしTV番組「The Tommy Ambrose Show」

などで彼の名もポピュラーになりました。

相方のRhonda Silverについては詳しく存じませんが『Departure』というソロアルバムを

リリースしています。こちら↓

調べてみたら↓こんなのありました。多分、本人だと思いますw

  



今作『The Sounds Company』はジャズ色が強く、2人のヴォーカルと

Jimmy Daleのオーケストラが堪能できる内容です。

Tommy Ambroseのリードヴォーカルが3曲、Rhonda Silverは2曲

デュエットが5曲、Jimmy Dale Orchのインストが2曲という構成です。

全体的に良い曲が詰まった粒揃いの名盤だと感じました。

Rhonda嬢の歌声が楽しめるメローなバラード「Second Thoughts」や

洒落たワルツ調の「Do I Hear A Waltz ?」も十分楽しめますし

Tommy氏ヴォーカルの高速スウィングが息を呑む「The Most Beautiful Girl in The World」

壮大なオーケストラとクラシックな歌唱が楽しめる「On A Clear Day」も

申し分ないです。でも個人的にオススメしたいのは、やはり2人のデュエット作品。

まず、Side-1の冒頭1曲目「So What’s New」。

こちらはJohnny Burt Societyの『Come Summer..』を思い起こさせるジャズ系ポップソング。

2人の歌声が見事に絡み合い軽快なソフトロックですね。

もう一つはSide-2の4曲目「Bossa Nova Medley」。

ソフトロックとボサノヴァの相性の良さは言うまでもないですが

2人のスキャットコーラス&ハーモニーが本当に心地よいです。

Jimmy Dale楽団とTommy&Rhondaによる素敵な歌声が上手くマッチした

素晴らしい出来栄えだと思います。皆さんのお耳に合いましたでしょうか?

※ちなみに表ジャケがこんな使用のもあります。

では、また明日!