The Going Thing 『Good News』LP 1971年作

米Ford社によるノヴェルティー作品のアルバムも、これがラストになります。The Going

Thingプロジェクトの最終作となる通算4枚目のアルバム。こちらは、3作目までBahler兄弟

が参加していたグループとは全く異なるもので、1970年2月にFord社がオーストラリアで手

掛けた新グループになります。1968年から1年毎にアルバムを発表されていたので、こちら

も同じグループと思ってしまいました。しかしながら、運営母体が同一だからなのかメンバ

ーは違えど、サウンド志向は前グループと同路線なので、過去作が気に入っている方なら同

様に楽しむことができます。

バンドメンバー

表ジャケを見る限り、女性3人、男性5人の計8名のバンドということが分かります。

残念ながら、裏ジャケを見てもメンバーの名前や担当楽器などの詳しいクレジットが

記載されてないので、写真だけ下記に貼っておきます。

  

  



アルバム内容

今作は、A面に5曲、B面に6曲の計11曲の収録になります。不確定要素があるのではっきり

としたことは言えませんが、LitchfieldとSteve Schwartzなる人物がこのバンドに関わって

いるの人だと考えれば、オリジナル・ナンバーは半数程になります。曲によっては、作曲者

が記載されてないものもあり、浅学ゆえに調べてみたのですが・・分からず【・ω・?】

分かる方いたら教えてください!

Side-A

1 「Good News」・・・De Sylva, Brown and Henderson

2 「Say A Prayer」・・・???

3 「Going Out Of My Head」・・・Teddy Randazzo

4 「You’ve Lost That Loving Feeling」・・・Phil Spector, Barry Mann, and Cynthia Weil

5 「Who’s You’re Baby」・・・Barry / Kim

Side-B

1 「I’m Felling Fine」・・・Litchfield / Cairns

2 「We Can All Work It Out」・・・Litchfield

3 「The Sun Ain’t Gonna Shine Anymore」・・・Bob Crewe / Bob Gaudio.

4 「Never My Love」・・・Donald and Richard Addrisi

5 「Butterflies Are Free」・・・Steve Schwartz

6 「Hey Wait For Me」・・・Schwartz / Levitt

気になった曲をピックアップしてご紹介します。まず冒頭のタイトル曲「Good News」。

The Osmond Brothersもカバーした、ゴキゲンなノリが楽しいシャッフル・ポップナン

バー。シャープなビート感覚と男女混声のハモりが爽快です。そしてA&M路線のA-3曲目

Going Out Of My Head」。40秒と長めの前奏ですがハモンド・オルガンとホーンの対比

と調和が際立って光っております。これはインスト・ナンバーかな?と思った頃に疾走感の

あるヴォーカルの登場。めくるめく展開に圧倒されるSoft & Groovyな1曲。B面に移りまし

て、1曲目「I’m Felling Fine」。男性の甘くメローな歌声がとても美しい素敵です。

キャッチーなメロディとブラスの華やぎ、そして濃密なハーモニーが絶品です。続く

We Can All Work It Out」は、南国の雰囲気に満ちたテンポの良い1曲。男女の掛け合い

ヴォーカルと重層的なコーラスの絡みがとても効果的ですね。YouTubeで動画を見つけたの

で、貼っておきますね。

そしてThe Associationsのカバー「Never My Love」は、濃厚なコーラス・ワークが幻想的

な美しさを誇ってます。やはり間奏のパパパ・コーラスやユニゾンのなどが最高で、オリ

ジナルにも引けをとらない見事な出来栄えです。

ゆいさんのおススメ

ゆいさん激推しのおススメ曲は、アルバムのラストを飾る「Hey Wait For Me」。

5th DimensionやMamas & Papas、Peppermint Rainbow辺りを彷彿させる厚みのある男

女混声コーラスと彩りのあるポップなメロディが実に美しく華やか。中盤に一転スローに

リズムチェンジするアレンジなども最高にオシャレ。そして何よりサウンドがブライトな

感覚に満ちていてSoft Rock感満点で素晴らしい!Soft Rockファンなら絶対押さえておき

たい曲ですね。

最後に

米国と豪州の両者どちらもソフロ感覚がずば抜けて高いサウンドを聴かせてくれましたね。

本日紹介した豪州盤The Going Thingも内容が良いだけに、アルバムをもう1枚くらい聴いて

みたかった、というのが正直な感想。ただ1つ言えるのは、この全4枚に渡る一連のThe

Going Thingプロジェクトはどれも素晴らしいということ!Soft Rockファンなら全部集め

なきゃね!明日は、LP未収のシングルについての紹介になります。