The Going Thing 『The Going Thing 1969』LP 1969年作

さぁ、昨日に引き続き、Ford社が販促用に制作したノヴェルティー盤についてです。

言い忘れてましたが、同じくFord社によるSoft Rock系のノヴェルティー作品と言えば

Samantha Jonesによる7inchシングルが有名ですよね。こちらについては、

 

The Going Thingプロジェクトとは別物として、次回以降に改めて紹介することに致します

ので、少々お待ちくださいね。

さて、本日ご紹介しますのは第2作目の『The Going Thing 1969』。今作では、グループ名

と同名のテーマソングが作曲され、制作された年号を伴い、アルバムのタイトルになってい

ます。あまり面白みのない題名ですよね?恐らく、車を購入された方限定で配布していた物

らしいので、タイトルはどうでも良かったのかもしれません。それはそうと、今作の肝心の

内容は前作より数段とSoft Rock度を増していますので、早速アルバムの内容に話を移しま

しょう!

アルバム内容

今作は、A面に8曲、そしてB面には、John J Morrisseyの語りによる1曲のみが収録されて

います。半数以上の曲の頭にBahler兄弟によるナレーションが入っています。楽曲は、

総じてソフトなサウンドが全体を占めておりますが、アカペラの「Scarlet Ribbons」や

5曲目と6曲目の間にDebussy「Arabesque」のピアノ独奏が流れたり、ちょいハード目の

Rockな曲やミュージカル「The Varsity Drag」があったり、かなり自由度が高く

ヴァラエティに富んでいるという点では家族で楽しめるという内容になってますね。

以下、収録曲になります。どうぞ、ご参照ください。

Side-A

1 「The Going Thing」

2 「I Would Like To Get To Know You 」

3 「Bossananny Medley」

4 「The Warranty Song 」

5 「The Varsity Drag 」

6 「Scarlet Ribbons」

7 「Tijuana Taxi 」

8 「I Dig Rock And Roll Music」

Side-B

1 「An Important Message From John J Morrissey」

やはり注目は、冒頭のグルーヴィーなテーマ・ソング「The Going Thing」でしょう!

疾走する爽快感満点なビートとパパパ・コーラスがとにかく最高です。次いで美しいのが

Soft Rockとボサノヴァが見事に融合した名曲メドレー「Bossananny Medley」。

John Bahlerのヴォーカルと思われる「Greensleeves」歌いだしから

「The Girl From Ipanema」への流れはあまりに美しく、思わず息を呑みます。

まず、素晴らしいこの2曲からご視聴ください!

※私が入手したLP盤は、残念なことに状態が悪く、パチパチ&チリチリノイズが

ありますが、ご了承ください。結構いいお値段したのになぁ~ (;´д`)トホホ…






そして、まだまだ聴き所はたくさんあります!Spanky & Our Gang好きには溜まらない

「I Would Like To Get To Know You」や、まるでThe Anita Kerr Singersを彷彿させる圧

巻の綺麗なアカペラ・ハーモニーを魅せた「Scarlet Ribbons」、弾けるミュージカル・

ポップな「The Varsity Drag 」。さらに極めつけは、10分を超える長尺のヒット曲

メドレー!The Beatles、Petula Clark、The Everly Brothers、Brian Hyland、

The Mamas & The Papas、The 5th dimensionと、正にSoft Rock好きを狙ったとしか

思えない選曲内容。そして最後にはテーマ・ソング「The Going Thing」が再び登場し

幕を閉じます。この後半の勢いに圧倒された状態でA面が終わるので、聴き終わった瞬間

は、映画鑑賞後の余韻に似た感覚になります。

最後に

いや~、見事な内容でしたね~。明日は3作目の『1970』を紹介しますからね。

それでは、良い一日を!