The Going Thing 『Christmas 1968 With The Going Thing』LP 1968年作

Ford Motorと言えば、アメリカ・ビッグスリーの一角を担う大手自動車メーカー。

今回紹介するのは、そんなFord社がプロモーション用に制作したノヴェルティー・レコード

です。Soft Rock系のノヴェルティー作品の中では、頭一つ抜きん出た素晴らしい内容で

巷では有名ですよね。先日、記事でアップした「PAN AM/パンナム」と同趣向の男女混声

コーラス系Soft Rockと言えるサウンドで、多くの方々に楽しんで頂けるクオリティを

誇ってますので、ファンにとっては間違いなくマスターピースの作品群になっています。

非売品で希少価値が高く、値も張るレコードということで、全てを入手するには、幾らか

時間やお金が掛かるかもしれませんが、ゆいさんが今日からこのThe Going Thingの

プロジェクトが残した4枚のレコードと、LP未収のシングルについて紹介させて頂きます

ので、視聴をしてから発掘の検討をなさって頂ければと思います!

   

※ちなみに、Ford社のノベルティ・グッズは他にも色々あるみたいですね。

  

バンドメンバー

皆さんに注目して頂きたいのは、このThe Going Thingプロジェクトに参加している

メンバーです。まず、後のフュージョン界を代表するギタリストLarry Carlton。

The Love GenerationのMitch GordonとJohn & Tom Bahler兄弟、そしてSergio Mendes

& Brasil ’66とThe Carnivalでヴォーカルを務めたJanis Hansen、その他Wes Oldaker、

Jacie Berry、Susan Teague…etc という面々が揃っているということで、何となくこの

プロジェクトの凄さが分かってきたかと思います。それもこれも全ては、Ford社が大手

だからこそ実現したと言えますね。

   



アルバム内容とサウンド

第1作目となる本盤は、片面のみの全5曲の収録です。冒頭に約3分程のナレーションが

入っていて、それを含めても17分程度と、1曲1曲が短いです。収録曲は、全てカバー・

ソングで、どの曲も皆さんが良く知る定番のクリスマス・ナンバーです。肝心のサウンド

は、Soft Rock好きなら、まず間違いなく気に入るであろう美しいコーラスとメロディが

満載です。特に、男女混声で奏でるヴォーカル&ハーモニーは正しくSoft Rockの王道を

いくスタイル・アレンジで、聴くものに幸福感を与えてくれます。

コーラス隊のメンバーは、表ジャケを見るとサンタ(不参加?)と12人写ってますが

聴く限りはそこまで多勢な感じはしませんね。下記の動画でも8人で歌っているので

実際のところは、何人でハモってるかは不明です。

主に男性が主旋律を、被さる様に入ってくるコーラスを女性、そして混声でユニゾンを取る

というのが基本スタイル。派手過ぎず地味過ぎず、あくまでニュートラルな美しさで勝負

しています。以下、収録曲ご参照ください。

1 「The Christmas Song」

2 「Have Yourself A Merry Little Christmas」

3 「My Christmas Tree」

4 「Silent Night」

5 「The Christmas Waltz」

まるでそよ風の様なソフティー・ヴォイスと、涼し気なコーラスから織り成される甘美な

世界観は、絶大な癒しの力を感じさせてくれます。Soft Rockの空気感に満ちた音世界の

全体像が掴める様、視聴用Mixを作成しましたので、どうぞお試しください。

ゆいさんおススメの曲

一番のおススメはラストを飾る「The Christmas Waltz」。可愛いオルゴールの音色と完璧

なアカペラ・ハーモニーからのスタートが、もはや反則気味に美しすぎる!クリスマスを

彩る美しいメロディ・ラインにサビの混声コーラス、そして後半のリズム・チェンジから

エンディングの掛け声まで、全てが噓のようにSoftに可愛らしくキマッてます。

最後に

今作は、The Going Thingシリーズの中でも、比較的入手し易い方ですので気になる方は

チェックしてみてください!明日は、2作目に当たる1969年盤を紹介します。 では!