The Curbstones『Kid Power』LP 1972年作

米のTV局「ABC」は、American Broadcasting Companyの略で、NBC・CBSと合わせて

「アメリカ3大ネットワーク」と呼ばれてますが、なんと開局70年以上を迎える息の長い

超大手の民間ネットワーク。※日本のABCと名のつくテレビ局とは全くの別物ですよ!

そんなABCによる毎週土曜日の早朝に放映されていたアニメシリーズ「Kid Power」。

You-Tubeで見れるみたいです(面白いのかな?)。今回紹介するのは、この番組のBGMとして

流れているサントラ盤です(Original Sound Track)。確かソフロ本でも紹介されていたと

思いますが、未CD化のためにまだ入手していない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

歌っているのは、TheCurbstonesという9人から成る架空の子供グループ。

表ジャケを見ると子供が8人しか写ってないんだけど、これは・・・。

Brady BunchやMiss Abrams&The Strawberry Point 4th Grade Classなどのキッズ物の

Soft Rockが好きな方には激しくオススメしたい一枚。

裏ジャケを見ると、The Mike Curb Congregation絡みの作品で関わっているBob Summers

とPerry Botkin Jr.のクレジットがあり、これだけでも期待大ですね。

アルバム内容

気になる内容についてですが、A面B面それぞれ6曲づつの計12曲収録されてまして

曲の前に必ず短いナレーションが入ります。そして曲も全て2分弱という極めて短く

片面12分程です。オススメは、キャッチーなタイトルのテーマソング「Kid Power」や

「We’ve Got The Whole World In Our Hands」。ほのぼのポップの「Big Fish」

ワルツバラード「Everybody’s Got Fingers」、そしてモロSoft Rockな本作のハイライト

「Real World」などなど。キッズによる可愛らしい歌声や、愉快感溢れるナンバーが

詰まっているのでソフトロックファンなら楽しんで頂けると思います。

全体のサウンド・イメージが分かり易い様に、Mix動画を作成しましたので

もし良ければご視聴ください。





LP未収のシングル

Kid Power関連のシングルは全部で3枚リリースされてます。つまり、両面で6曲ある訳

ですが、その内LP未収のものは計2曲(1曲被ってます)。

以下、列挙しましたのでご参照ください。なお、赤字で表示したのがシングルのみです。

  • 1972年「The Children’s Marching Song / The Kid Power Title Song」
  • 1973年 A面 The Curbstones「Scrumpdillyishus Land
  •        B面 The Edith Norberg Choraleers 「Sweet Tooth
  • 1973年「Scrumpdillyishus Land / Everybody’s Got Fingers」
The Curbstones 「Srumpdillyishus Land」

↑簡単に言ってしまえば、アルバムと上記のシングルを入手すれば、Kid Power関連の音源は

全て網羅できるということです。

で、このシングルが本当に素晴らしく、むしろこちらをメインで紹介したいぐらいです。

実際アルバムに収録されているどの曲よりも、こちらの両面の2曲の方が数段に内容が良い

ダブルサイダーになっております。

まずA面 The Curbstones「Scrumpdillyishus Land」。冒頭のほのぼの感、大所帯の

Kidsコーラス、サビのキャッチーなポップ感覚や中盤~のDメロの盛り上げ方など、

紛れもない正統派Soft Rockをまざまざと見せつけています。おススメの1曲です。

そしてB面 のThe Edith Norberg Choraleers 成るグループによる「Sweet Tooth」。

調べても全くヒットしないので、同じくThe Curbstones内の子供たちによる即席グループ

なのではないかと思います。主旋律のほとんどを全体コーラスで歌うThe Curbstonesと

比べると、こちらは少女が基本リードで、サビになるとKids達による重奏コーラスへと

シフトしていく構成になっております。キュートなKidsコーラスやあどけない少女の歌声、

小気味良いリズム感に加え、Mark Wirtzを思わせる信じられない程のポップセンスが

炸裂した驚異の名曲。

最後に

ちなみに、1964年に「Mike Curb And The Curbstones」という名義でインスト系の

シングルを1枚だけリリースしてますが、こちらは今作のKids達と関係なさそうです。

いずれにしてもMike Curb絡みのプロジェクトには変わりないんですけどね。

まぁ、それにしてもKids物は良いですね。聴いているだけで本当Happyです。

また機会があれば、別の紹介しますのでよろしく~♪