The Al Baculis Singers 『Back To Baculis』LP 1967年作

Soft Rock度が最も高く、人気盤にして最高傑作と誉れ高いのがこの2nd Album。同内容で

猫ジャケの『Happy Together』も共にレアが高く、ファンの間では垂涎の的でもあります。

2nd Press 『Happy Together』

狙いの的は勿論、グルーヴィー・Soft Rockな大名曲「Poor Little Rich Girl」でしょう。こ

の1曲が収録されているだけでも買う価値は十分にありますが、他にもメローにカバーした

The Young Rascalsの「Groovin’」であったり、The Mamas & Papasの「Somebody

Groovy」や、ソフロ定番の「Never My Love」、そしてソフト&グルーヴィー・チューン

「I’m All Smiles」など、ソフロ感満載の好ナンバーがズラリと並んでますので、ファンなら

是が非でも入手したいところ。未聴の方は是非、下記の視聴動画でお試しください。

アルバムの制作経緯と内容

1st Album『S.T.』がリリースされると、放送局と一般のリスナーの間で即座に人気が沸騰

し、高い評判を得て、再プレス盤のリリースが余儀なくされる程でした。1st Albumが3種類

存在するのは、当時の彼らの人気ぶりを物語っている訳ですね。まさかの売れ行きで人気急

上昇した彼らは早速2nd Albumに取り掛かりたいのも山々でしたが、元々テレビやラジオの

放送業界でこなしていたジングルの録音などで多忙を極めておりました。そのためもあって

この2ndAlbumでは、1st Albumのレコーディング時にお蔵入りになった2曲が収録されてお

ります。前作と比べて変わった点と言えば、ややラテン・ビートの曲が減り、代わりにグル

ーヴィーさが増したことでしょうか。それによりソフロ感が数段高まった気がします。男女

混声コーラスは相変わらず安定の美しさで、両者の掛け合いやパッセージ・コーラスはさら

に磨きがかかったようです。以下、収録曲になります。

Side-1

1 「Deep In Your Heart」・・・Perry Como

2 「Somebody Groovy」・・・John Phillips

3 「Whenever You Appear」・・・Canadian composition

4 「I’m All Smiles」・・・Michael Leonard and Herbert Martin

5 「Funny How Time Slips Away」・・・ Willie Nelson

6 「Never My Love」・・・Addrisi Brothers

Side-1

1 「Poor Little Rich Girl」・・・Noël Coward

2 「It’s Winter Again」・・・ Hal Kemp

3 「Happy Together」・・・Alan Gordon / Garry Bonner

4 「I’m Gonna Go Fishin’」・・・Peggy Lee

5 「Groovin’」・・・Felix Cavaliere / Eddie Brigati

6 「Je Reserai Tout Seul」・・・Canadian composition




まず1曲目はPerry Como作曲のカントリー・ポップ「Deep In Your Heart」で幕開け。前半

は男性のみのコーラス。中盤から女性陣が登場して、後半に掛けて素晴らしいコーラス・ハ

ーモニーを聴かせてくれます。そしてThe Mamas & Papasのグルーヴィー・ソフロなカ

バーを挟み、3曲目はカナダ産特有のメロディを持った曲。キレッキレのサビが聴き所。続く

「I’m All Smiles」は、ワルツ調でスウィングする小粋なジャイヴと濃厚ハーモニーが最高に

オシャレでカッコいいです。5曲目は一転してカントリー・バラード。ラストはお馴染みの

The Associationのカバーで幕を閉じます。

B面に入りますと、いきなりゆいさん激推しの大名曲「Poor Little Rich Girl」が登場!最高

のアフロ・キューバン・ジャズとは正にこの曲!ラテン・ビートとグルーヴィーさについ耳

が行きがちですが、コーラスの上手さが光る1曲でもあり、ユニゾンとハモりを非常に巧み

に使い分けています。「論より証拠」ということで、まずは一聴を!

2曲目は1st Albumでも顕著だったAlの妻Margo McKinnonによる妖精ヴォイスが炸裂してま

す。このハッピーな世界観がたまらなく良いですね。続くThe Turtlesのカバーを挟み、4曲

目はPeggy Leeのカバー。高速ビートが印象的なグルーヴィー・ジャズな1曲。そして今作

のハイライトの1曲でもあるThe Young Rascalsのカバー「Groovin’」。悠々と流れるスロ

ーでメローな雰囲気に酔いしれます。おススメです。ラストは仏語で歌われるスロー・バラ

ード。やっぱりフランス語独特の響きの影響なのか、とてもオシャレです。

では、全体のMixをお聴き頂きましょう!

最後に

ずっと気になっていたんですが、表ジャケットのお二人はもしかしてBaculis夫妻??

あの妖精ヴォイスとこの容姿なら大分マッチしているんだけど・・・真相やいかに。

明日は3作目(最終作)『Hits From Anne Of Green Gables~』のご紹介。お楽しみに!