Sirani Avedis 『Tattoos』LP 1979年作

イリノイ州シカゴで制作されたインド系SSW、Sirani Avedisによる唯一のAlbum。

目鼻立ちがはっきりしている人は、ショートカットが似合うと言われてますが

このSiraniさんが証明してくれてますね。

初見、男の子かと思ってしまいましたが、

髪もクルクルで何とも可愛らしいです。

裏ジャケにThe Kid Sister Bandと書かれてまして

メンバー全員女性で構成されてます。

さらに「A Womyn -owned & operated business」と。

つまりTerrapin Recordsというのは

女性が経営・管理するスモールレーベルの様ですね。

womanではなくwomynとなっているのは

womanのman(男)を良しとしないフェミニスト達が使っている単語です。

歌詞も世の女性に女としての力強さや啓蒙の推進を促す様なことが書かれていて

いわゆる女性の、女性による、女性のための、アルバムとも言えます。

1979年発表ということで、同年アメリカでは「女性差別撤廃条約」

が採択された年でもあります。

つまり、このAlbumが制作された裏側には

「女性は知的・肉体的に男より劣っているとされ

家事や育児のみを押し付ける風潮が強かった」

というアメリカの時代背景が見て取れる訳ですね。

特にインド系のSiraniさんには、宗教や顔立ちからの差別を

受けていたかもしれません。

歌詞カードに写るボーイッシュな女の子達の想いが音楽に注がれていて

特にSiraniさんが頻繁に披露するドスの効いた低い声が尚更である。

↑こちら裏ジャケの写真・・男女差別のある窓の向こうを寂しそうに見つめるSiraniさん

気になる内容ですけれども、曲やサウンド以上に

音域の広い縦横無尽に歌いまくるSiraniさんの歌唱力に圧倒されてしまいます。

時には優しくソフトに、時には力強くそしてハードに

こんな風に歌えたらなぁ~ww

それでは、惚れ惚れする透き通った高音のヴォイスと

女性の強さをダイナミックに打ち出した力強い低音ヴォイス

この魅力が詰まった2曲をどうぞ!