Santiago 『Walking The Voodoo Nights』LP 1979年作

南米チリ出身の4人組バンドSantiagoの2nd Album。

1st Album『New Guitar』から5年の年月を経て制作された今作は、

前作のハーモニーポップスとは一転して

時代の流れに沿った洗練された大人なサウンドを展開。

ギターのCarlos NareaとキーボードがChico De Los Reyesが脱退して

代わりにリードヴォーカルのJohn ParsonsとギタリストSerge Maillard が加わったことが

この劇的なサウンドの変化をもたらしたのかもしれません。

一般にはAORファン向けの傑作盤として知られてまして、1st Albumを熱烈に支持する

Soft Rockファンには如何なものかと思いますけれども、懐の深い方々ならどちらも

気に入って頂けるでしょう。それに彼ら特有の分厚いコーラスは今作でも健在なのと

新たなヴォーカリストJohn ParsonsがAlzo Fronteを彷彿させる味のある歌声なので

聴き方によってはむしろ、こっちの方が好まれるかも。

まずオススメしたいのはシングルカットもされたタイトル曲Side-1の1曲目

「Walking The Voodoo Nights」。圧倒的なテクニックとダイナミックにして

壮麗な演奏力にまず度肝を抜かれます。そしてキレッキレのグルーヴ感に自然と

心も踊ってしまいます。タイトなリズムに緩いAlzo風のヴォーカルの妙な組み合わせが

本当に癖になります。そしてこの興奮が冷めやらぬままSide-1の2曲目の「Berangere」へ。

これが私的ハイライト。まるで南国の雰囲気をパック詰めにしたような感じです。

メロウネスの極地というか、何とも言えぬ幸福感に包まれる素晴らしい名曲。視聴↓どうぞ。




そして続く「Feelin’ Alive」もこれまたキャッチーなメロディとコーラスが楽しめる良曲。

他にもコーラスが爽快なSide1-5曲目の「I Loved You Babe」やラテンチックな

ノリノリのリズム感とグルーヴが絶妙なSide2-2曲目「Just Another Night Flight」など

冒頭から終わりまで全編通してカリスマ性に富んだ快作に仕上がってます。

完全なAOR作品ですが、前作におけるポップなメロディセンスと

卓越されたコーラスワークは変わらず引き継いでいるので1st Albumが好きな方にも

是非聴いて頂きたい内容です。

ということで、今日はこの辺で。明日はシングルを紹介します!