Roger Nichols 『Stairway ’75 (Santa Monica’s Cenennial Year)』LP 1975年作

米・カリフォルニア州ロサンゼルス郡の西部に位置するサンタモニカ。そこで行われた百年

祭には、学生合唱団の子供達や数多くのビッグバンドの面々が出席しました。サンタモニカ

の歴史を語るナレーターの音声や、式典に相応しいライブ演奏の模様を2枚のレコードに収め

たのが、今作『Stairway ’75 (Santa Monica’s Cenennial Year)』です。この催しの大詰め

を迎えたところで登場したのが、ゲストのRoger Nichols。ビッグ・バンドによる「We’ve

Only Just Begun」の演奏が流れ、拍手や歓声が飛び交う中、Rogerは壇上に立って一言挨

拶をして、彼の指揮でPaul Williamsと共作したあの名曲をプレイします。この極上の演奏は

本当に素晴らしいのです。

Roger Nichoks

本日紹介するこのアルバムは、自主制作盤ということで絶対数が少なく、関係者周辺でしか

出回っておらず、そこにロジャニコ再評価が高まった辺りから徐々にこの盤の存在が知れ渡

る様になり、ニッチ系作品を発掘する強者勢により高額で取引がなされていました。そんな

訳で、Roger Nichols関連レコードの最難関と呼ばれたりすることもありまして、ファンで

もまだ発掘できずに探し中の方々もいらっしゃると思いますので、今作の大まかな内容につ

いて紹介させて頂きます。

参加している方々

サンタモニカやロスアンジェルス・カリフォルニアの歴史的に貴重な写真コレクターでもあ

るErnest Marquezや俳優兼歌手のRichard Hale、そしてサンタモニカのコミュニティで50

年以上活動してきたVivian Bradleyなどが参列しています。

  



アルバム内容

2枚組ですので、かなりスケールの大きいアルバムです。サンタモニカの歴史を語るナレータ

や、合唱やオーケストラの演奏などなど。ジャケットに映る写真には、仮装した演劇なども

行われていた様ですが、その模様はレコードには収録されておりません。幾度もフェイド・

  

アウトされていたので、これでも大分編集されたみたいです。聴き所はロジャニコだけでな

く、クリスマス・ソングから大所帯オーケストラによるクラシック・ナンバー、キッズ・コ

ーラス物から男性ヴォーカル、ジャズ系キラーファンクまで楽しみ方は様々です。

以下、収録曲になります。

Record A (Side-1)

1 「Happy Birthday ~Santa Monica~」

2 「Our Santa Monica Heritage (1542-1875)」

3 「The Birth Of A City (1875-1918)」

Record A (Side-2)

1 「The Golden Years (1941-1974)」

・Finale From Beethoven’s Fifth Symphony

・Army Air Corps

・Medley Of Glenn Miller Favorites

・Sing-A-Long Medley

I’ll Be Seeing You ~ Don’t Sit Under The Apple Tree ~

Raindrops Keep Falling On My Head ~ Silent Night

Record B (Side-1)

1 「The Development Of Our Town (1918-1940)」

・Sing-A-Long Medley

Over There ~ K-K-K-Katy ~ ‘Till We Meet Again ~ I’m A Yankee Doodle Dandy

The Man In The Flying Machie ~ Whisky’s Going ~ Wilshire Boulevard March

Monica Polka ~ Hymn Of Praise ~ Younth Overture ~ Angeli Archangeli

Record A (Side-1)

1 「Santa Monica Centennial Song -1975」

・Mr.Raoul Gripenwaldt – Music Chairman

・Dr.Victor Asch – Winner

2 「Present And Future」

We’ve Only Just Begun

I Won’t Last A Day Without You ~ Let Me Be The One

今回の視聴

必死な思いをして入手した方々や現在掘り彫り中の方々の楽しみを奪わないためにも、肝心

なところの音源は割愛させて頂きますが、この貴重な本盤が一体どういう物なのかという全

容の一端として「ロジャニコの登場シーンから挨拶、そしてイントロまで」の部分の音源を

お楽しみください。

最後に

ロジャニコ本人の指揮で、しかもライブで聴けるという何とも贅沢なシチュエーション。

ファンであればこの貴重な音源を耳にしただけで琴線に触れること間違いなしです。CD化へ

の過度な期待はせず、自分で探してみましょう! ヽ(´∀`○) ガンバレ