Roger Harcourt Band 『…And The Horse You Rode In On』LP 197?年作

馬ジャケと言えば、Folk RockやCountry、West Coast Rock系のレコードに

良く見受けられますよね。ざっと、見てみましょう!

    

    

正直、馬のどこに惹かれるのか分かりませんが、Folk RockやCountry界隈では

お馴染みのトレードマークになってます。まぁ、ということで、今回紹介する

このRoger Harcourt Bandのサウンドは、表ジャケで想像した通りのものとなってます。

海外ではプライベート作品ということもあり、「メガレア盤!!」と大々的に宣伝されて

いたんですが、私はレコード屋の店主や友人からの伝手で情報を知り

比較的楽に入手できました。でも、最近はe-bayなんかで度々廉価で出品されてますので

気軽に入手可能になったようです。

なので、下記視聴で気になったらチェックしてみては如何でしょう?

バンドについて

米・ミシガン州ロウアー半島の西部に位置する都市、グランドラピッズ出身の

Roger Harcourtが中心となって作られたバンド。主にトラバースシティを拠点に

ナイトクラブなどで演奏をしていたそうです。調べてみましたが、アルバムは

今作が唯一の作品の模様。You-Tubeにて、7分と短いながらもPinestead Reefでの

ライブ音源が聴けますが、恐らく正規にリリースされたものではないと思われます。

「Greenback Dollar」、「Want you to Know」そしてEaglesの「Take It Easy」なんかも

プレイしてて、根っからのWest Coast Rock好きが伺えます。

バンドメンバー

Roger Harcourt:Vocals, Lead Guitar, Acoustic Guitar, Synthesizer

Allan Jankowski:Vocals, Flute, Piano, Synthesizer, Lead Guitar, Acoustic Guitar

Charley Hirschfield:Bass

Roger Tarczon:Drums

Charles Backi:Bass、Vocals

Allan氏に関しては、マルチに活躍されておりますので実質Allan氏とRoger氏デュオ的な

作風とも受け取れますね。他の参加ミュージシャンは上記に記した通りですが

Side1-4「North Country」では、リーダーのRoger氏以外は

全て違うメンバーになってます。

このことから、このバンドはいわゆる即席バンドの様な体を成していたのでは?と

勝手な憶測してます。

  

サウンドと内容

FolkやCountryと一口に言っても、種々雑多なサウンドがありますよね。

私はWest Coast Rock系のサウンドの中でも、SilverやFools Gold、Pocoなどの

爽やかなポップコーラス・グループが好きなんですが、こちらはどちらかと言えば

Roger氏の歌声がハスキーヴォイスということもあり、

The Byrds系のFolk Rock~Country風のサウンドです。

しかしスティール・ギターの音色を伴ったEaglesやJackson Browne風の曲もあり

たまに魅せるコーラスは、粗削りではあるもののWest Coastぽくもあります。

つまるところ、ジャンルで言えばCountry Rockとカテゴライズされるサウンドで

その多様性に溢れた楽曲群により細かく系統が分かれるといった感じです。

実際アルバムを通して聴くと、何とも掴みどころのない不思議な印象を受けますが

そこが、自由度の高い今作の最大の魅力でもあります。



アルバム詳細

片面5曲ずつの計10曲が収録されております。全曲オリジナル・ソングで

Side2-3曲目「The Letter」とSide2-5曲目「Someday Somehow」の2曲は

Allan Jankowskiの作曲。それ以外の8曲はRoger氏のペンによるものです。

年代は記載されておらず、不明ですがライブ活動の時期とかも考慮すると

70年代後期辺りが妥当かな?と思います。

ゆいさんのおススメ曲は?

さて、肝心の楽曲についてです。正直、良い曲ばかりで今回どの曲をチョイスするか

相当悩みました。

そんな訳で、矢継ぎ早になりますがサクッと印象に残った曲を紹介します。

まず冒頭の「Hello Alfalfa」

これは完全にThe Byrdsサウンドを意識した作りで

どこかRoger McGuinnを彷彿させるけだるそうな歌い方も、それを助長してさらにGood!

Side1-2「Play Some Music」

Paul Cottonがいた時期のPocoを思い出します。このイナタい感じが良いんです。

Side1-3「When Angie’s Got The Blues」

EaglesのDesperadoに似た美しいメロディを持った感動的なスローバラード。

Side1-4「(Don’t Want No) Welfare Woman」

Buffalo Springfield在籍時のRichie Furayを思わせる曲。

ファルセットが最高に気持ち良い。

Side1-5「North Country」

歌い方がモロNeil Youngでビックリ!しっとりと聴かすおセンチなバラード。

Side2-1「Up The Air」

初期Eagles風の爽やかなWest Coast Rock。「Take It Easy」とか好きな方におススメ。

そして、次の2曲を強くおススメします。

Side2-2「Stray Dawg」

ドゥーワップ調のスロー・バラード。泣きのフレーズが憎らしい程キマッてる上に

ファルセットで聴かすハーモニー、間奏のフルートの音色の美しさ・・・脱帽です。

Side2-3「The Letter」

Seals & Croftsを連想させる凛とした上品なメロディと独特なハーモニーがとても素敵。

昨日に紹介したCarol Yoonじゃないけど、こちらのこの2曲の流れも最高です。

ちょっと長くなってしまいましたね。すみません。

明日は、1980年にリリースされたRoger HarcourtのSolo作『Here: Before My Eyes』

について紹介します。

垢ぬけた爽やかなEagles直系のWest Coast風サウンドが好きな方は必見です!

では、また。