Newport 『S.T.』LP 1977年作

今日は、The Beatlesの遺伝子を受け継いだバンドをご紹介しましょう!

ドイツ出身の男性4人組のPower Popバンド。こちらのアルバムは、1977年にリリース

された唯一作です(多分)。Colin & CliveのSmith兄弟がほとんどの作詞作曲を

担当していることから、どうやら彼らがこのバンドの中核を成す重要人物のようです。

残念ながら、裏ジャケに他のメンバーや担当楽器やら、詳しい情報が記載されてません。

作詞作曲のクレジットから予測するに、メンバーは以下の通りかと思われます。

Colin Smith Clive Smith Kaplan Flury Ray Hitchins

大分、若そう・・

Newportのサウンド志向

バンドならではの勢いのあるサウンドと、はち切れんばかりのポップ・センス、

そして爽快なコーラス・ハーモニーなど、魅力たっぷりのPower Pop系Rock Band。

以前紹介した、同じくドイツのバンドSunriseに近いサウンドですね。

あっ!Santiagoの1st Album『New Guitar』にも似ているかな?

う~ん・・でも、そこまではコーラスに特化していないですね。

 



アルバム紹介

A面6曲、B面5曲の全11曲の収録。恐らく、全てメンバーによるオリジナル・ナンバー。

メロディ志向でグイグイと攻めてくる傾向があり、基本はエレキ・ギターが炸裂する

アップテンポの曲が多く、たまにロックンロールなどもあり、聴いていると若干

疲れてきます(スローバラードもちゃっかり演ってはいますが、内容はイマイチ)。

それでも、絶妙なカウンターコーラスやキレッキレのメロディ、そしてFotomakerの

Lex Marchsiniに近い声質を持つハイ・トーンヴォイスのリード・ヴォーカルなど

Soft Rockファンにも無視できない良い要素がふんだんにあります。

  

幾つかピックアップしてご紹介すると、まずシングルカットもされた

冒頭の「Loving That Something」。リード・ヴォーカルの人は、本当にLex氏が

歌っているのではないかと思う程にそっくりです。歌う節回しなんかも、それとなく

似ていますし、それに加えて甘酸っぱいポップ・チューンなのでモロFotomaker!

続く「Lydia」はPaul McCartney節が炸裂のキャッチーなメロディとThe Beatles風の

パッセージで歌う「ウーラララ」コーラスも登場。そして再びFotomaker系の

ポップ・ソング「Do What You Wanna Do」、B面にもBadfingerを思わせる

Hold Me Tight」や、甘いバラード「You」「I Love My Love」などなど。

PilotやBadfinger、The Raspberriesなど好きな方にはツボにハマってしまうかも。

上記の曲を含めたAlbumのMix動画を作成しましたので、視聴どうぞ!

ゆいさんのおススメ

何と言ってもシングルカットされた「Hello America」でしょう!出だしから力強い

エネルギーが感じられます。キャッチーなメロディとコーラスが最高にカッコ良く、

Dメロで10ccを彷彿させるファルセットも飛び出し、かと思えば一気にスローダウンして

Pilot風のコーラスを聴かせたり、意表を突く展開に圧倒されます。抜群のノリと発想力に

打ちのめされる、素晴らしいPower Popの名曲だと思います。

LP未収のSingleについて

アルバムがリリースされた同年の77年と翌年の78年に、それぞれ1枚ずつシングルを

リリースしております。以下の通り↓↓

1977年 『Loving That Something / Wandering Star』

1978年 『Fly, Fly Away / Hello America』

上記の赤字の曲だけがアルバム未収の曲です。他は全て今作に収録されています。

気になる人なんていないと思いますが、一応紹介しておきましょう。

この「Fly, Fly Away」という曲は、粗削りなロック・バラード。サビでシャウトして熱唱し

てます。後半になるにつれ、さらに声を激しく荒げ、フェイド・アウトする辺りでは、

もう投げやりな感じに歌ってますww そんな訳で全く持ってSoft Rock向きではないです。

あまりおススメしませんが、一応動画貼っておきますね。

最後に

Power Pop系のアーティストでもSoft Rock寄りコーラスやメロディ・ラインなど

相通じる部分もありますので、今後このタイプのバンドも紹介していこうと思ってます。

では、また明日お会いしましょう。