Little Pattie『I’ll Eat My Hat』EP 1967年作

ツイン・テールが良く似合うLittle PattieことPatricia Thelma Amphlettは、豪州シドニー

出身のサーフ・ポップシンガー。幼い頃からデヴューしていると「Little」と頭に付けられる

ことが多いですが、彼女の場合は同級生に同名のPatriciaという友人が2人いて、どちらも彼

女より背が高かったので「Little Pattie」というニックネームで呼ばれ、それがそのままアー

ティスト名として使われたそうです。そんな彼女はアルバム4枚に加え、シングルを計30枚

近くもリリースしているのですが、本日は紹介するのはその中でも内容の良い4曲入りのシン

グル盤です。全曲ポップで聴き易いガールズ・ポップ風の作風で、年代の割にはやや時代錯

誤を感じるものの、あどけないのに垢抜けた歌唱がそんなことを忘れさせてくれます。

楽曲内容

Side-1

1 「Let Me Dream」・・・Stallman / Wilding / Randazzo

Lesley GoreやGeorgia Gibbsのカバーでも知られるTeddy Randazzo作のこの曲は、スロ

ーに始まり、途中でテンポ・アップしてからのCメロでの解放感が最高にドリーミーでカッ

コ良く、Soft Rockファンにも十分通用する1曲。一転するメロディ展開や技巧派のコード進

行など正にRandazzoらしいアレンジで聴き応えあります。Pattieの歌声も特別個性的という

訳でもないのですが、歌唱力は非常に高く、強調しない自然なビブラートもとても美しい。

2 「My Love」・・・Halfford / Justin

こちらはDoo-Wop調のバラード・ナンバー。ここではメローで艶やかな歌い方をしていま

す。こういうスローな曲ほど、歌の上手さがひしひしと伝わってきます。



Side-2

1 「Don’t Walk Away」・・・K.Johnson

彼女の歌声にピッタリのドリーミーなポップ・ソング。Softでポップなメロディは覚えやす

くて良いですね。

2 「I’ll Eat My Hat」・・・D.Glenn

タイトルの意味は、そんなことは絶対あり得ないという自信の表れを比喩的に表現する英語

のイディオムなんですが、表ジャケの見せ方も愛嬌があるというか面白いですね。肝心の

曲は、ホーンの鳴りが印象的なとびきりキャッチーなポップ・ソング。歌唱力の高い彼女か

らしたらあまり特性を活かしきれてないですが、本人も楽しそうに歌ってますので良しと

しましょう!

最後に

当時17才だった彼女を捉えた貴重なジャケのため(?)人気の1枚のようですが、内容も良いの

ですからポップス・ファンは要チェック。気に入られた方は是非とも入手して頂きたいです

ね。