John Day 『S.T.』LP

米・ノースカロライナ州の男性シンガーJohn Dayによる1st Album。御本人が描いたとされ

る表ジャケの芸術的アートは、不思議な世界観を匂わしていて、ただならぬ強いインパクト

を感じさせますね。ただ、実際のサウンドをイメージするには、むしろJohn Day本人が写っ

た裏ジャケを見て頂いた方が分かり易いでしょう。

裏ジャケ

パッと見、SSW風の出で立ちですが作曲は一切行わず。ギターを持っているので、弾き語る

のかと思いきや今作では全く弾かず(2nd Albumでは弾いてます)。と、ちょっと面を食らっ

てしまうんですが、彼の最大の魅力は、甘いマスクとは裏腹の渋く味わい深いヴォーカルと

セクシーな歌い方なんです。フォーク・ロック~カントリー・ロックサウンドに乗せてその

美声を響かせた今作は、海外では「メロー・フォークの傑作盤」と評価される程。自主制作

盤ということもあり希少価値が高く、未入手の方もまだいらっしゃると思い紹介させて頂く

ことにしました。

アルバム内容

今作は両面共に5曲ずつの全10曲収録。参加ミュージシャンのGene Nelsonによるオリジナ

ル・ソングが2曲あり、他は全てカバー。全体的なサウンドは、Folk Rock~Country Rock

なんですが、キッズ・コーラス入りのポップ・ソングや軽快なカントリー、伴奏の少ないバ

ラード、アコギの音色が美しいフォーク・ソングなど、その内容は様々。楽曲がどうであ

れ、揺ぎ無い歌唱スタイルを魅せてくれるJohn Dayの歌声が気に入るかが好みの別れ所でも

あります。以下、演奏者と収録曲になります。

John Day・・・Lead Vocals

Gene Nelson・・・Guitar, Congas, Vocals, Harmonica

Steve Bassett・・・Piano, Fender Rhodes

Howard Martin・・・Drums

Clyde Mattocks・・・Steel Guitar

Dave Adams・・・Mellotron

Side-1

1 「Please Come To Boston」・・・Dave Loggins

2 「We Could Have Been Happy」・・・Gene & Paul Nelson

3 「Catch Another Butterfly」・・・Michael Williams

4 「Medley Of Mistakes」・・・Gene & Paul Nelson

5 「Let Love Rule The World」・・・Bill Towers

Side-2

1 「The Dutchman」・・・Mike Smith

2 「Everybody’s Lonely」・・・Harry Chapin

3 「My sweet Lady」・・・John Denver

4 「The Song Kept On Playin」・・・Alex Harvey

5 「Til It’s Time For You To Go」・・・Buffy St.Marie



ゆいさんのおススメ

まずおススメしたいのは、アルバム・オープニングを飾るDave Logginsのカバー「Please

Come To Boston」。こちらのJohn Dayヴァージョンではスティール・ギターが鳴り響き、

メローな歌声でステキなカントリー・ロックに様変わりしてます。オリジナルより数段上を

いくナイス・カバーです。

そしてもう1曲が今作最大のハイライト「Medley Of Mistakes」。

唐突なの歌いだしで始まるこの曲はフォーキー・メローなバラードで、品のあるメロディと

シンプルな音作りが印象的な1曲。感情表現が上手で、メローな歌唱に長けているJohnの魅

力が最大限までに活かされています。正に「メローフォーク」という言葉がしっくりくる内

容ですが、Folkという一つのジャンルに留まらず、多くの方に聴いて頂きたいほど素晴らし

い名曲です。

最後に

2nd Album『New World In The Morning』

まだGetしてない2nd Albumも気になってはいるのですが、あまり良い噂を聞かないので今

のところ保留中。買ってみて内容が良ければ紹介しますので宜しくどうぞヽ(o’∀`o)ノ