Joey Melotti 『Take Another Look』LP 1982年作

コネチカット州ノーウォーク出身の本名Joseph Vincent Mellotiは、シンガー、作曲家、そ

してキーボードからアコーディオンまで演奏するミュージシャン。幼少期から楽器を習い始

めた彼が最初に挑んだ本格的な音楽活動は、1976年に「Turn the Beat Around」のヒット

で有名なVickie Sue Robinsonのツアーでキーボーディストとして同行したことです。その

後、下積み時代が続き1980年にはベースのPaul Spinner、ドラムのArtie Dixson、そしてサ

ックスのMarion Meadowsの4人でJazz Quartetを結成し、ライブ盤『Live: at the

Foundry Cafe』をThe Joey Melotti Quartet名義でリリースします。その2年後に2nd

Albumに当たる今作『Take Another Look』を発表。Joey Melottiによる単独ソロ名義です

が、メンバーには前作のQuartetの他3名も参加しており、さらにギター、アコギ、フルート

そして4人のコーラス隊など、新たにミュージシャンを招き入れ、豪華で息の合った演奏を

お楽しみ頂けます。サウンドはモロAORを狙ったものの、未だジャズ・サウンドが見え隠れ

していて、中にはFusionを彷彿させる楽曲まで収録されております。全曲オリジナルの粒揃

いな楽曲群は完成度が非常に高く、AOR~Jazz、Fusion、CCMなどの多方面から愛させる

傑作盤として知られています。ということで、本日はこの人気盤のご紹介になります。

  

アルバム内容

今作は両面5曲ずつの全10曲収録されていて、前述した通り共作を含めて全てJoey Melotti

によるオリジナル・ソングです。時代を感じさせるAOR直系のサウンドですが、元々がジャ

ズ畑出身のミュージシャンなので節々にスタイリッシュな演奏が目を引き、Cross Overな作

風になってます。Joeyの書く曲は特段個性的ということはなく、オーソドックスで親しみや

すいメロディが多いものの1曲1曲の出来は非常に質が高く、名盤と呼ばれるAOR系のアルバ

ムと比較しても遜色ないレベルです。その内容を見てみると、MOR系の曲からライト・メロ

ー、ファンキーなディスコからスロー・バラードまで、バラエティに富んだ全体のバランス

も素晴らしいです。そして注目はJoeyの高音域にも強い歌声。ファルセットも上手に駆使し

、ハキハキとした歌唱は聴いていて爽快な気分になります。以下、収録曲になります。

Side-1

1 「Dreamer」・・・Joey Melotti / Stuwart Walls

2 「Don’t Take Too Long」・・・Joey Melotti

3 「Can’t Shake Your Love」・・・Joey Melotti

4 「Prisoner Of Love」・・・Joey Melotti

5 「Leftover Man」・・・Joey Melotti

Side-1

1 「Take Another Look」・・・Joey Melotti

2 「Indian Lake」・・・Joey Melotti / Artie Dixson

3 「Breath Of Life」・・・Joey Melotti

4 「Moonliner」・・・Joey Melotti

5 「Spend A Lifetime」・・・Joey Melotti / A.Dixson




オープニングに相応しい「Dreamer」は、West Coastサウンドを思わす爽やかなポップ・

ナンバー。都会的なサウンドが心地よく、特にファルセット・コーラスはSantiagoの

Berangere」辺りに近い質感があります。覚えやすいサビのフレーズやメロディも良く

ヒット性のある楽曲です。続く「Don’t Take Too Long」は、ライト・メローなバラード。

甘く切ないメロディがたまらなく良いです。そして圧巻なのは3曲目ファンキー・ロックな

「Can’t Shake Your Love」。フュージョン好きには受けが良さそうな1曲。抜群のノリと

タイトな演奏に自然と体が動き出します。最高です!この3曲の流れは正に驚異的ですね。ま

るで天下でも取りに行くような隙のなさと完成度の高さ!B面に移っても、AORタッチな甘

美なメロー・フローターのタイトル曲「Take Another Look」や、モロキラーなファン

キー・ディスコ「Moonliner」、クール・ダウンさせるスロー・バラード「Breath Of

Life」・「Spend A Lifetime」などなど名曲の目白押し。以上、全体をまとめたMix動画を

作成しましたので、どうぞお試しください!

ゆいさんのおススメ

極上ライト・メローな「Indian Lake」をおススメします。滑らかなメロディ・ラインや、

ジャジーな要素が色濃く感じられる間奏のピアノ・サックスのSolo演奏、そして上々の気分

で歌い上げるJoeyの歌唱も活気があり、最高の爽快感!騙されたと思って聴いてみてくだ

さい!

最後に

Joeyは現在も音楽活動を続けており、最近ですとBarry Manilowのベガスでのライブ・ツア

ーに同行してらしいです。で、アルバムの方は既に5枚発売しております(Single CDが

1枚)。詳細は本人のホームページ購入はCD Babyから。残念ながら、今作と1st Album

のみ未CD化なので、発掘しないとダメみたいですね。頑張ってね~ (*´ノ0`)がんばっ♪