Hagood Hardy & The Montage 『Montage』LP 1972年作

2年の歳月を経てリリースされた2nd Album『Montage』では、

演奏面でのさらなるサウンドの厚みと広がりの実現に向け

メンバーチェンジ&増員をし、満を持して制作されました。

完成度の高さ・内容の良さからサバービアやOrgan Barで取り上げられ、

人気の話題作とも知られてますね。

さて、メンバーが前回とどの様に変わったか確認しておきましょう!

まず、Hagood Hardyと女性ツインリードのStephanie Taylorと

Lynne McNeil、そしてドラム担当のDave Lewisは前作と変わりません。

Bass担当だったGary WhiteがRick Hommeに代わり、さらにギタリストの

Bill Bridgesが加わり、6人編成のバンドになりました。

上記写真、左上から順にLynne McNeil、Hagood Hardy、Stephanie Taylor

左下からRick Homme、Dave Lewis、Bill Bridges。

アルバムの内容は?

前作はJazzを基調としつつも、多様なサウンドも織り交ぜるといった作風で

まとまりのあるアルバムでしたが、今作はそのジャズ・テイストが弱まり

逆にポップ・スタイルで表現するラテン・フレーバーな味わいが強くなっています。

異国情緒漂う雰囲気の曲がアルバム内に散りばめられているところが

今作の見どころの一つでもあります。

おススメの曲は?

今作も前作同様カバー曲中心で構成されています。

片面6曲ずつの計12曲収録されていて、9曲がカバーソング。それ以外の3曲が

メンバーによる自作曲になります。

A-5「My Love」 Lynne McNeil作

B-3「Won’t You Step Into My Life」Hardy & Taylorの共作

B-6「You’re Here」Dave Lewis作

上記のオリジナル・ソングの出来が想像以上に素晴らしいので、

視聴サンプルも添えてご紹介します。

まず、A-5曲目「My Love」

この曲とB-1「Cast Your Face To The Wind」は、比較的良く取り上げられる

有名な曲ですので、知っている方も多いでしょう。

Lynne嬢のペンによる華やかなアッパー系ジャズの名曲ですね。

この曲は、とにかく女性ツインリードの掛け合いハーモニーが迫力満点。

高速で広い音域を行き来したり、中盤~のスキャットも含め

この2人のコンビネーションの素晴らしさは筆舌にし難いものがあります。必聴です。



B-3「Won’t You Step Into My Life」。

メランコリックな美しいメロディがボサノヴァのリズムに乗り、それに合わせて

歌うStephanie嬢のウィスパー・ヴォイスが何とも素敵。

絶大の癒しの力を感じさせる曲です。

B-6「You’re Here」

ドラマーのDave Lewisのペンによる曲で、サイケデリックな雰囲気を感じさせる

妙にゾクゾクくるドリーミーなメロディが病みつきになります。

ややウィスパー気味に歌う女性ツインリードの歌声と

反響する美しいヴィブラフォンの音色が合わさり、幻想的な世界観を醸し出しています。

The Millennium好きには、特におススメの1曲です。

他にも大いに注目したいのがA-6「How I Think Of You」。

The Jerry Toth Singers『Moment Of Love』での名演で知られた、

あの名インスト・ナンバーがヴォーカル入りでカバーされております。

両曲を聴き比べて思うことは、ボサノヴァ調の美しいメロディは言わずもがなですが

Jerry TothとHagood Hardyの甲乙付け難い異なったアレンジの仕方が

とても興味深いです。

さぁ、如何でしたでしょうか?

紹介できなかったカバー曲も良い曲がありますので、

上記↑の視聴で気に入った方は要チェックですよ!

ちなみに明日は、アルバムに収録されなかった貴重なシングルについて

紹介させて頂きます! では、また!