Hagood Hardy & The Montage 『Just A Little Lovin’ / I’ll Take Love』EP 1971年作

1970年の1st Album 『S.T.』と1972年の2nd Album『Montage』

調度あいだに当たる1971年にリリースされたこのシングルは、

両面共にLP未収の曲で、その素晴らしい内容と希少価値の高さから、

その手の筋の人からは人気盤の1枚として知られております。

そして、面白いことにHagood Hardy & The Montage名義と

Haood Hardyの個人名義の二種類あり、確かめてないので分かりませんが、

恐らくどちらも同ヴァージョン。

ちなみに知名度的には、ソフトロックに熱を上げる我が国、日本でも

意外と知られてないのが現状ですが、リリース当時はそこそこヒットしたそうです。

何故アルバム未収なのか?

下記の視聴で聴いてみれば納得して頂けると思いますけども

個人的な感想だと、両曲共にアルバムの内容にそぐわないと思ってます。

ジャジー・ソフトロックなA面ならまだしも、ロジャニコ直系のメロディ志向といった

Soft Rockサウンドを持つB面は特に系統が違いますのでね。

そういった経緯から、アルバム未収録になったのでは?と踏んでおります。

曲のサウンドと内容は?

A面「Just A Little Lovin’」

この曲はBarry MannとCynthia Weilの共作で

数多くのアーティストにカバーされている有名曲ですね。

Dusty Springfield、Barbra Streisand、Bobby Vinton、Tina Turner….etc

こちらの曲は、アルバムで魅せたジャジーなアレンジが際立って素晴らしいです。

まず、のっけから怪しげなサウンドで始まり、ウィスパー気味に歌う

Stephanie Taylorの巧みなヴォーカルがとても味わい深く、

圧巻なのは、中盤以降のまるでスパークスを彷彿させる目覚ましいアレンジ展開です。

視聴では短くて分かりませんが、気になる方はGetして聴いてみましょう!





B面「 I’ll Take Love」

この曲は非常に洗練された、信じ難い程のポップ・フィーリングに満ちた大名曲です。

ボサノヴァに乗ったワルツ調のリズムと極甘なメロディが大変素晴らしく

中盤からの高揚感をもたらすドラマティックな展開で盛り上がり

そこで再びAメロに瞬時に戻るあの流れは、何度聴いても最高です。

そしてStephanie Taylorによる瑞々しい歌声は、今作でも同様で

ウィスパー・ヴォイスから始まり、途中からユニゾン・ハーモニーを

展開していきますが、これは恐らくLynne McNeilではなくStephanie嬢による重ね録り

つまり一人ユニゾンかと思われます。調度メンバーの入れ替えのあった時期のシングル

ですので、もしかしたらLynne McNeilは何か事情があって不在だったのか、

それとも、ただ私の耳がおかしいのか分かりませんけどもw

どちらにせよ、ヴォーカル・ハーモニーは美しく、何とも言えない幸福感に包まれます。

以上になります。未だに入手難ですけども、これだけの内容ですので

探す価値はあるかと思います。では、今日はこの辺で!