Dwight Oyer 『Ordinary Rhythm』LP 1983年作

海外でもあまりお目にしない、米・バーバンク出身のSSWによる自主制作盤。先日、都内に

あるヴィンテージ系に強い某レコード店にて発見!早速、聴いてみると王道を行くオーソド

ックスなメロディとサウンドでしたが、この時期にピッタシの爽やかなコーラスがとても心

地良かったので紹介しちゃおうかな?と。

年代や表ジャケットから察すると、モロAOR系の作品と思いますよね。確かに1曲だけ

「Won’t Be The Same」というAOR寄りの曲もあるんですが、全体的にはアコギの音色が

鳴り響くFolk~West Coastサウンドを中心とした楽曲構成になってます。

その辺を詳しく説明していきます。

サウンド内容

アコギとストリングスのみの簡素な作りの楽曲が2曲程収録されております。その他の曲に

関しても、83年という年代にしては随分とシンプルな音作りとアレンジが施されているため

に、感触としては70年代中期頃といった感じ。ですので、80年代特有のサウンドが苦手な方

にも楽しめる内容になっています。DwightさんはJames Taylor、David Gatesに似た透き通

っていて深みのある歌声をしており、アコギとの相性が抜群に良いんです。そして、自身の

歌声に合わせた自作曲も胸に染み入る作風が多く、その気品溢れるメロディはRandy

Vanwarmerを彷彿させます。アルバム全体を聴いてみますと、ほぼ弾き語りのFolk系、

West Coast風のミディアム・ポップ、そして大人な雰囲気のメローバラードと3種に大別

できますが、彼の歌声が一貫してスウィートでソフトなので、包み込む優しさを求める

方にとっては打って付けのアルバムと言えるでしょう!

アルバム内容

今作は片面6曲ずつの全12曲の収録で、全てDwightさんによるオリジナル・ナンバー。

以下収録曲になります。ご参照ください。

Side-1

1 「Like Mountains Need Meadows」

2 「Friend」

3 「Won’t Be The Same」

4 「Ordinary Rhythm」

5 「Bamboo」

6 「In Your Eyes」

Side-2

1 「Mountain Memories」

2 「Lady」

3 「Katharine」

4 「Gonna Love You」

5 「Here It Comes Again」

6 「Love, It’s Nice To See You」



おススメの曲

まず、Side-1の2曲目「Friend」。Dan FogelbergやJ.D. Souther、Firefall辺りのWest

Coast系のサウンドが好きなら間違いなく気に入るであろう秀逸な1曲。間奏のアコギの音色

然り、西海岸風のフレッシュなハーモニーも最高です。

続くSide-1の3曲目「Won’t Be The Same」。出だしがモロDavid Gates風のメロディと歌

い方が極めて美しいメロー・バラード。中盤のAOR風な展開で一気にテンポアップして

から、唐突に再びAメロのスローにリズム・チェンジするところが、憎い程キマッていて

カッコ良い。

そしてSide-2に移り、3曲目「Katharine」。

こちらは、Barry Cogginsの『One Man Singing』に近い雰囲気がある曲ですね。

アコギの音色が美しいフォーク寄り楽曲で、ソフトで甘い歌声と爽やかなコーラスがとても

気持ち良いですね。中盤辺りの大サビでRandy Vanwarmer節炸裂します。

続く4曲目「Gonna Love You」。

素敵なメロディと濃厚で美しいコーラスに包まれたメロー・バラード。こちらは、間奏で

エレキが鳴り響き、よりWest Coast風の大人なサウンドを聴かしてます。

補足

本盤はEaglear Sound Productionにて分配されており、レコーディングはコロラド州に位

置するEaglear Recording Studio。同プロダクションから制作された作品にDwight Oyerが

関わっているレコードがあります。1978年~1987年の間に参加した下記の3作品が挙げられ

ますが、未入手なのでどんなサウンドなのかは何とも言えず┐(´д`)┌ ??

一番左側の作品は、アレンジと、アコギやベースなどの演奏面でのバックアップした

Folk寄りのアルバムらしいです。残りの2枚はエンジニアとしてのクレジットです。

  

もう一つ付け加えると、今作の製造元がKM Records Inc.という会社でマスタリングなども

行っている関係で高音質なサウンドで有名みたいです。

私の耳にはさっぱりでした ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ.