BLT 『S.T.』LP 1977年作

American Jazz Pianistとして知られるPaul Westが、女性ギタリストのGail Clementsと

ベーシストのRolf Bryeの2人を集めて組んだジャズトリオ。

↑裏ジャケの写真です。左からPaul West、Rolf Brye、Gail Clements。

このPaul Westという人について少しだけ。

本名Paul Albert Rickenbackerは、母親がプロの歌手兼ピアニストだったことで

幼い頃から音楽に親しみ、サンフランシスコのローウェル高校在籍時には

学業と並行してプロのミュージシャンとして働いていたそうです。

サンホセ州立大学・シアトル大学での勉学を終えた後もナイトクラブなどで演奏を

したりして音楽活動を続けます。

仲間の伝手も手伝い、今作のメンバーの2人と出会ってBLTが結成されました。

BLTというのは、表ジャケで見て取れるようにBLTサンドのことですね。

BLTサンド




トリオバンドということで、ベーコン・レタス・トマトの3種の絶妙の組み合わせと

掛けてネーミングされたのでしょう。彼ら3人から織り成すコーラスを聴いていると、

その命名にも納得せざるを得ないのです。

Soft Rock特有の完成された美しいコーラス・ハーモニーではなく

少々粗削りではあるけれど、変な小細工がない分、臨場感に溢れています。

個人的にはあまりスウィング系ジャズは聴くことはあまりないのですが

一曲Soft Rockファンに楽しめそうなのがあるのでご紹介。

A面4曲目の「Euphoria」。

このアルバムを全体通して聴いていると、彼らは真面目にやってるんだか、

ふざけてるのだか分かりませんが、3人とも演奏を楽しんでいて

良し悪し関係なく愉快な気持ちになれる、そんなアルバムです。

たまにはこういうのも良いかなと。