Berry Lipman Singers & Orchestra 『Night Out』1979年作

ドイツ産イージーリスニング界の帝王Friedel BerlippことBerry Lipmanは

作曲、編集、プロデュースだけでなく演奏では指揮、キーボードから

パーカッションまでを自在に操る実に器用な音楽家。彼は、幼い頃からバイオリンを習い、

20代に劇場での楽団員のメンバーとして演奏を始め、

その後アレンジャーとしての才覚が台頭し始めます。

同時に作曲も手掛けるようになり、数多くの自作曲を他アーティストへ提供したりして

そのマルチな活躍が彼をスターダムにのし上げて、売れっ子の仲間入りを果たします。

Berry Lipman

Burt BacharachやHerb Alpertの作曲構成を元にした彼の作る独自の楽曲には定評があり

今でも熱烈な支持者は多く、広く世間から評判を得ている。

彼の名前を知らなくとも、曲は聴いたことがある人は多いと思います。

今作は、同年にドイツでリリースされた『Top Music For Dancing』のタイトル違いの

UK盤です。と言っても内容は同じなんですけどね。

ドイツ盤

彼の作品はBest盤とかではCD化もされてますが、オリジナル作品に関しては未だに

アナログでしか聴くことができない状況です。

そんな中で、この盤は特に希少価値の高い作品として知られており、

何しろ男女混声ハーモニーが満遍無く楽しめる内容で、しかもスキャットコーラスではなく

ちゃんと歌詞付きなんです!これじゃ、イージーリスニングではないんじゃ・・

と思うところですが、我々Soft Rockファンには打って付けの見事なハーモニー

を体感出来る超おススメ盤なのです!

ただ、コーラスを全面にフィーチャーしてるとは言えども、肝心の楽曲は

カリブ系メロー、ワルツ、ソウルやディスコ調の曲などもあり雑多なサウンドが

散りばめられているので、Soft Rockファンに受けが良さそうな曲だけを

ピックアップして紹介します!




ます注目したいのは、彼の名が注目されるきっかけとなった

超有名曲「My Heart Skips A Beat」。

テンポの良いブラジリアン・ビートが最高に気持ち良いグルーヴィーチューン。

ヴォーカル入りなので、よりポップな味わいが強くなりハッピー・サウンド全開の

極上ナンバーに仕上がってます。

他にも胸弾む軽快なリズムの「Blue Tango」や

華やかなスウィングが優雅な「Jeepers Creepers」や

「Just For You」もかなりおススメ!

時折見せるダバダバコーラスがキマッているポップな

「Love Is Just Around The Corner」など、踊れるナンバーも積極的に取り入れ

BGMで流すだけでも、かなり盛り上がりそうです。

私が一番おススメしたいのは、Side-2の4曲目「Dancing With You」。

重厚な男女混声ハーモニーと洒落たジャズ・ワルツなリズムが絶妙にブレンドされた名曲。

本当に充実した内容のアルバムです。Night Outする際には、是非この一枚を!