Barry Coggins 『One Man Singing』LP 1979年作

テキサス州出身のSSW、Barry Coggins による自主制作盤。

4人兄弟の3男に生まれたBarryの少年期は、米軍家庭での軍属生活の影響で

世界各地へ異動するという生活スタイルでした。

しかし大部分は地元テキサスで過ごしており、高校はサンアントニオ

大学はデントンのノーステキサス大学を卒業したそうです。

今作がレコーディングされたのもテキサス州北部にある都市ダラスです。

彼は引っ越しの多い家庭事情のあったため、一人で手軽に弾けて且つ持ち運びが楽な

アコースティックギターを12歳頃から弾き始めるようになりまして

その後すぐにオリジナルの作曲も行うようになります。

今作が彼の1st Albumになりますけど、全編アコースティックギターを中心とした作風で

木材から発せられたアコギならではの生音・音色が存分に楽しめます。

全十曲中、2曲は弾き語りです。その他はスティールギターを含むややカントリーや

ウエスタン寄りのオールドタイミーな楽曲が並びます。

それぞれの曲間に20秒~40秒くらいのアコギのみの小曲を

挟んでいるところも遊び心として、とてもご愛嬌があります。

サウンドはカントリー寄りと言いましたけど、彼の声が甘いスウィート・ヴォイス

ということもあり、そこまで田舎臭さはなく、むしろポップな印象が強いです。

さて、今作のオススメ曲の紹介です。

A面1曲目の「Music Is A Feeling」。

通好みなプリAOR曲で、アコギの音色とコーラスが楽しめて、スリリングな展開が秀逸。

甘い歌声と解放感溢れる世界観が最高の名曲だと思います。

Soft Rockファンにもオススメ。





A面5曲目のタイトル曲「One Man Singing」。

個人的には、この曲が今作のベストかな?キャッチーなメロディとじわじわ効いてくる

爽やかなコーラス。そしてBarry氏の甘い歌声が本当に美しく、ず~っと聴いていたい。

そんな感じの曲です。

Barry Cogginsは5年後の1984年に2nd Album『Lady Of The Lake』をリリースします。

こちらについては、また明日紹介します。

その後、彼は1993年にナッシュビルに居を移し、多くのクラブやレストランで歌ったりして

演奏し続けており、献身的なファンを着実に増やしつつ

地元民に愛されるミュージシャンとして活動しておられるそうです。他の作品としては、

70年代後半に出会った友人のJoseph Brunelleとデュエットで「Duology」という名で

計4枚のアルバムを発表してます。彼らのホームページから購入可能。

他にも↓こんなのありました。

   

私はまだ未聴ですけど、サンプル聴く限り彼の声ですね。間違いないと思います。

今回紹介した『One Man Singing』は全曲Barry氏による作詞作曲でプロデュースも自身で

行うという意気込みから、捨て曲のない粒揃いの素晴らしい名作に仕上がっております。

アコギの音色が好きな方には、特にオススメ。ということで、今日も一日お元気で!